発生原因について
Chitubox の予想出力時間の算出においては計算上考慮されていない要素があります。
説明のために単純化した例ではありますが、例えば上昇速度が100mm/分の場合、100mm 動くための時間は1分という計算をChituboxは行います。
しかしながら、実際には急な停止をさけるために目標地点に到達する際にはモーターの回転が遅くなり上昇のスピードも低下します。
そのため、実際の到達にかかる時間は1分より多くなります。
上記のようにChituboxの計算上考慮されないが実際の機体の動作上は存在する時間があるため、Chituboxの計算する予想時間と、実際の出力時間は一致いたしません。
この予想出力時間のズレについては、Chituboxの仕様に基づくものであるため、改善することはできません。
出力時間の見当を立てる際には本体側に表示される時間を参考にしてください。
補正について
概要
Chitubox 上で計算された出力時間と、実際の出力時間に差異がある場合には、その差異をなくすべくChitubox上で時間を補正する設定することができます。この補正を行うことにより、計算上の出力時間を実際のものに近づけることができます。
手順
- Chituboxの[設定]をクリックします。
- 時間の補正を行いたい機種が選択されていることを確認します。
- [高度な設定]をクリックします。
- "時間補正の印刷"にチェックをいれます。チェックをいれると、"レイヤー印刷時間補正"という項目が表示されます。
- "レイヤー印刷時間補正"の右側にある歯車のアイコンをクリックします。
- 過去に確認したChituboxが計算した出力時間と、実際の出力時間、その出力物の層の数をそれぞれ入力します。下記の画像では、一例として、Chituboxは2時間と算出し、実際の出力時間は3時間で、出力物の層の数(レイヤー数)は400層だった場合を記入しています。
記入したら[適用]をクリックします。 - 以上で補正は完了です。
以降は補正された値を元にChitubox は出力時間を算出します。