本ページについて
出力を開始する直前、プレビュー画面が表示されます。
プレビュー画面ではファイル名、レイヤー数、その出力で使用されるレジンプロファイルが表示されます。本ページではこのうちレジンプロファイルに"run G-CODE"と表示されることの意味を説明します。
プロファイルについて
まず、『プロファイル』あるいは『レジンプロファイル』と呼ばれるものが何を意味するか説明します(ここでいうプロファイルとレジンプロファイルは同じ意味です。)
『プロファイル』とは、一層あたりの厚さ、露光時間や上下スピードなど出力をする上で必要となる設定情報全体を意味します。
スライサーソフト上などで、露光時間や上下スピードなどを設定することがありますが、その時設定した情報すべてのことを『プロファイル』と呼称しています。
"run G-CODE"の意味
Sonic XL 4K 2022 で出力するうえで、プロファイルは大きく分けて2種類あります。
一つはSonic XL 4K 2022 の本体に保存されているプロファイル、もう一つは出力データ内に保存されているプロファイルです。
このうち後者のプロファイルを使う場合、"run G-CODE" と表示されます。
つまり、"run G-CODE" とは「スライサーソフトなどで設定したプロファイルを使用する」という意味になります。
補足
上述のように、出力データ内に保存されているプロファイルの他に、Sonic XL 4K 2022本体内部に保存されているプロファイルがあります。
あるデータを出力する際に、本体内部に保存されているプロファイルを利用する場合(つまり "run G-CODE"とは表示されない場合 )、出力データに保存されているプロファイルは無視されます。
たとえば、スライサーソフトで露光時間を10秒と設定したとします。この場合出力データ内に保存されているプロファイルには露光時間が10秒と記憶されます。
また、本体内部のプロファイルに露光時間が2秒のプロファイルがあったとします。
出力の際に、本体内部のプロファイルを使用する場合、スライサーソフトで設定した10秒の露光時間は無視されます。その代わり、本体内部のプロファイルの2秒という露光時間が採用され、2秒の露光時間で出力が行われます。
このように、出力データ内のプロファイルを使うか、本体内部のプロファイルを使うかで出力の結果が全く変わってしまうことがありますので、出力の際には自分が意図したプロファイルが使われているかよくご確認ください。