本ページについて
光造形タイプの3Dプリンタで出力を行う場合、出力前のZ軸キャリブレーションが非常に重要です。
Z軸キャリブレーションを正しく行っていないと、出力が失敗したり、そもそも出力が始まらないこともあります。
本ページではSonic Mighty 8KについてのZ軸キャリブレーションの方法について記載します。
注意
本ページでは、Z軸キャリブレーション時に紙ではなく、レジンVATをそのまま使う方法を記載します。
そのため、タッチパネルに表示される指示と、本ページで記載する指示は異なる場合があります。
その差異は本ページが紙ではなくレジンVATをつかってz軸キャリブレーションを実行する方法を記載しているからとなります。
Z軸キャリブレーションの方法
- 本体の電源をONにします。
- 起動が完了したら、タッチパネルのツールアイコンをタッチして、その後[Z軸制御]をタッチします。
- 左側のメニューの一番上に表示されてるアイコンをタッチします。
- "Z軸の校正"というタイトルの文章が表示されます。「樹脂バットを取り外します。」と記載がありますがこれを無視して、レジンVATを取り付けます。既にレジンVATが取り付けてある場合にはそのままにします。
そして[次へ]をタッチします。 - プラットフォームを取り付けます。プラットフォームが落ちないようにしっかりと固定用のハンドルを回し締めてください。プラットフォームを取り付けたら、タッチパネルの[次へ]をタッチします。
- 六角レンチを使ってプラットフォームのねじを緩めます。
この作業を行わないと正しくz軸キャリブレーションができません。必ず4つのネジ全てを緩めてください。
ネジをすべて緩めたらタッチパネルの[次へ]をタッチします。 - プラットフォームが自動で下降限界まで下降を始めますので、下降限界に到達して自動で停止するまで待ちます。下降が完了すると、下記の画面が表示されます。
- プラットフォームのネジを締めなおします。ネジを締めてる最中にプラットフォームが浮き上がらないように適宜プラットフォームを手で押さえながらネジを締めることを推奨します。
- ネジをすべて締めなおしたら、[完了]をタッチします。
- プラットフォームは自動で上昇をはじめます。上昇が終わったらZ軸キャリブレーションは完了です。
Z軸キャリブレーションを行うタイミングについて
Z軸キャリブーレションを毎回行うことは必須ではありませんが、出力の失敗を避けるという観点からは毎回行うことを推奨します。ネジ締めが甘かった等の原因で、長時間や繰り返しの出力により徐々に固定がズレてくる可能性が考えられるからです。
この点については毎回行う手間と出力の失敗を避けられるメリットを衡量して、どの程度の頻度で行うのがご自身にとってベストかを考えて決めていただければ幸いです。