本ページについて
Sonic Mini 4KはZ軸キャリブレーション時や出力の開始時には、こちらに記載のある方法で下降限界を検知し、下降限界に達したらそれ以上の下降を停止します。
逆に何らかの原因で下降限界を検知できないと、プラットフォームがLCDパネルに接しても下降が止まらずさらに下がろうとした結果モータから異音がするなどの結果が生じます。
本ページではそのような症状が生じている場合の原因や対処について記載します。
原因について
上述のように下降し続けるのは、下降限界を検知できていないからです。
下降限界を検知できない理由については
- Z軸キャリブレーションが正しく行われておらず、プラットフォームのねじ止めの位置が正しく調整されていない
- 下降限界を検知するためのセンサーあるいはそのセンサーからの信号を処理する電子基板の故障
が考えられます。
ほとんどの場合は上記の1が原因となっており、上記1はz軸キャリブレーションを正しく行われておらず、下降限界のセンサーがある位置に到達する前にプラットフォームがLCDパネルに接してしまいそれ以上下がれなくなるというケースです。
対処
まず、お客様のお手元で起きてる下降し続けてしまう問題が上記の1と2どちらが原因になっているのかを切り分けるため、下記のことを行ってください。
[確認すること]
プラットフォームを外した状態でZ軸キャリブレーションを実行し、センサー付近でリフトが停止するか確認してください。
(正確に言えば、センサー付近に入った時点でいったん上昇し、その後ゆっくり下降したのちに停止します)。
正常に停止するようであれば、Z軸キャリブレーションが正しく行われていないことが原因である可能性が高いです(上記の1が原因)
停止せずに、リフトが降り続けるようであれば、センサーに異常がある可能性が高いです(上記の2が原因)。
[1が原因である可能性が高い場合]
Z軸キャリブレーションを再度実行してください。
Z軸キャリブレーションのやり方については下記の動画を参考にしてください。
その際、プラットフォームの高さを調整するためのねじを緩めることを絶対に忘れないでください。ねじ止めを緩めずにZ軸キャリブレーションを行うと正しくZ軸キャリブレーションが行われません。
[2が原因である可能性が高い場合]
- 発生している症状
- Z軸キャリブレーション時にプラットフォームをつけてなくても下がり続けてしまう旨
- (可能であれば)プラットフォームをつけていないZ軸キャリブレーション時にも、リフトが下がり続けてる様子がわかる動画等
を記載、添付のうえこちらからご連絡くださいませ。