本ページについて
Sonic Mighty 8K で印刷開始した際や、z軸キャリブレーションを行う際には、まずプラットフォームが下降を始めます。正常であれば、下降限界に到達したところで自動で下降が停止し、次の動きへ移行します。しかし、場合によっては下降限界に到達した後もプラットフォームが下降を続けようとすることがあります。
本ページではそのような場合の発生原因などについて説明します。
なお、下降限界を検知する仕組みについてはこちらをご参照ください。
発生原因について
原因は大きく分けて下記のものがあります。
- プラットフォームやレジンVATに硬化したレジンが付着したままになっている
- Z軸キャリブレーションを正しく行っていない
- 下降限界を検知するセンサーなどが壊れて機能していない
対処について
上記原因1への対処
まず、上記の原因の1に該当しないかを確認するために、プラットフォームやレジンVATに硬化したレジンが残っていないかを確認してください。特にレジンVATに液体状のレジンが入ったままの状態ですと、その中に硬化したレジンがあるかの判断が難しい場合がありますので、必要に応じて一度レジンを全てボトルに戻すなどして確認を行ってください。
原因2、3への対処
原因2と3のどちらが真の原因になっているかを判断するために、
プラットフォームを外した状態で印刷開始やZ軸キャリブレーションを行った場合にも、下降限界を超えて下がり続けるかを確認してください。
この確認で、プラットフォームを外した場合には、正常に停止する場合には原因2が原因です。
一方、プラットフォームを外した状態でも、下がり続ける場合には原因3が原因の可能性が高いです。
原因2が原因の場合には、こちらの記載を参考にZ軸キャリブレーションをやり直してください。
特にプラットフォームのネジを緩める工程をとばして作業を行うと、本現象の原因になるので注意してください。
原因3が原因と思われる場合には、修理が必要になる可能性があります。
- 発生している症状
- Z軸キャリブレーション時にプラットフォームをつけてなくても下がり続けてしまう旨
- (可能であれば)プラットフォームをつけていないZ軸キャリブレーション時にも、リフトが下がり続けてる様子がわかる動画等
を記載、添付のうえこちらからご連絡くださいませ。