本ページについて
造形物を複製するとき、原型となるものをシリコンやゴムなどで型をとり、その型を利用し複製するという手法がございます。
これを行うためには原型を包んだシリコン等が適切に硬化することが必要となりますが、シリコン等の型になる物質と、原型の物質の相性によってはシリコン等が硬化不良を起こして正常に硬化しない場合があります。
弊社が販売しておりますレジンで出力した造形物についてもシリコンで型を取りたいというお問い合わせをいただくことがございますので、その点について本ページでは説明させていただきます。
原則
まず、原則として、弊社のサポート範囲は3Dプリンターで問題なく出力ができるようにするためのサービスのため、正常に出力ができた後の話について弊社のサポート範囲外となります。
シリコン等で型を取るという場合、出力自体は正常に行われた後の話かと思いますので、正常に出力したものを他社のシリコン型などで型を取るという点については弊社の製品のサポート範囲外となります。
弊社では、シリコン等で型を取ることについては特に研究・調査などは行っておらず、どのレジンとどのシリコン等であれば硬化不良を起こさないか等には確認しておりません。
また、特定の製品との相性を確認することも弊社では承りかねますので、そういった点についてお客様ご自身で試行していただければと存じます。
事例紹介
上記のようにシリコン等で型を取るという点についてはサポート外ではありますが、シリコン等で型を取られたという事例はございますので、紹介させていただきます。
*なお、上記の事例はあくまでも一例を紹介する意図であり、確実に成功することを保証するものではありません。また、細かい製品名などについてのお問い合わせは弊社および各事例の作者様へのお問い合わせはご遠慮ください。
作者様から掲載許可をいただき、弊社公式HPで作例を紹介するページの一つに下記のものがござます。
こちらの作例では、
『パンの原型を3Dプリントで制作してシリコンで型を作り、パン生地風の粘土を使い作りました。』
とありますように原型を3Dプリンタとしたあとシリコン等で型を取られています。
使用レジンはSK ABS likeレジン灰色です。
ご参考にしていただければ幸いです。