概要
フィラメントがプラットフォームに定着しない原因と対策に関する記事です。
ノズルとプラットフォームの距離が適切でない。
再度オートレベリングを行い、ノズルとプラットフォームを適切な距離に設定してください。
オートレベリングを行う際にフィラメントは差し込まず、ノズルが綺麗な状態で行ってください。
オートレベリングでも改善されない場合は、オートレベリング完了後にZオフセット調整を行ってください。
ノズルの温度とプラットフォームの温度が適切でない。
使用するフィラメントによって温度設定を変更する必要があります。使用するフィラメントのノズル温度とプラットフォーム温度の推奨値を確認し、温度設定を行ってからプリントを開始してください。
また、プリンターを使用する部屋の気温が低いとプラットフォームの温度が低下し、出力物が剥がれることもあります。
プラットフォームがガタついている。
輸送の関係でプラットフォームの偏心ナットが緩んでいる可能性がございます。
プラットフォーム下部にある偏心ナットを調整してください。
以上の方法で改善しない場合は以下の方法をお試しください。
スライサーソフトにて設定の変更
・初期レイヤーのライン幅の数値を上げて、初期レイヤー出力時の樹脂吐出量を増やす。
・初期レイヤー出力時のプリントスピードを落とす。
・ビルドプレート接着タイプをブリムまたはラフトにする。それらを使用している場合はその面積を広げる。
・初期レイヤー高さを厚くする。
その他
・ベッドのモデル出力部にスティックのりを塗る、または整髪スプレーを吹きかける。
・別売りのプラットフォームシートを使用する。